アトピーのかゆみは、「ヒスタミン」というかゆみを起こす物質以外も関係していることが徐々にわかってきました。
では、アトピーはどうして起こるのでしょうか?
アトピーには、「アレルギー的要因」と「非アレルギー的要因」があります。
アレルギー的要因は、アトピーの人の8割を占めていると言われていますが、ダニやハウスダスト、カビ、花粉、タバコ、大豆や卵・牛乳などの特定の食べ物、ペットの毛などが要因です。
非アレルギー的要因は残りの2割の人となりますが、この人々はダニや花粉などのアレルギー的要因がないのにアトピーになってしまいます。
この2割の人の共通点は、肌がかさつきやすいドライスキン(乾燥肌)のため、肌に潤いを与える「皮脂」の分泌が少なかったり、水分を保持する「セラミド」などが不足していることが主な原因です。
そのため、肌の水分は逃げやすく、肌を保護するバリア機能が低下してしまいます。その結果、細菌やホコリなどの異物が入りやすくなりアレルギーを起こしたり、繊維がチクチクするような洋服を着ると敏感に反応したりするのです。
ダニにも色々な種類がありますが、アトピーの原因となるダニは人間や動物の毛やフケ、食べ物カス、カビなどをエサに繁殖します。
ですから、部屋の掃除をまめにしたり、衣服を清潔にすることが大切になります。
また、卵・牛乳・大豆を「3大食物アレルゲン」と呼んでいますが、アレルギーを引き起こしやすいのはタンパク質が成分となっているものです。こういった食品は、あまり食べ過ぎない方がいいと言えるでしょう。
ただし、食べ物が原因のアトピーは乳幼児に多く、胃腸が未熟なために起こりやすいので、2~3歳を過ぎると次第によくなるケースも多いようです。